玉江駅からは140キロの選手と合流する。ここから先は去年も走って知ってる道だ。
そうそうこんな感じだったなぁ〜と思いながら走る。明るくなってまた元気が出てくる。
虎ヶ崎まであと少し。
198.5キロ地点 CP11 浜崎緑地公園
207.4キロ地点 CP12 虎ヶ崎
虎ヶ崎からゴールまで10時間はかかるとするのがガイド集のギリギリプランだ。俺は遅いから12時間くらい残しておきたかったけど結局10時間残しだ。間に合うだろうか?
名物のカレーは絶対大盛りと決めていた。おかゆは失敗したけどカレーならイケる!
虎ヶ崎のカレーは
やっぱり旨いぜ!(≧∇≦)
215.7キロ地点 CP13 金照苑
216.6キロ地点 CP14 陶芸の村公園
陶芸の村公園からは70キロの選手も合流。まぁ~70キロの人達の速いこと!速いこと!
来たぜ!!(´Д` )
ファイナル萩往還道!!
おい!この見積書なに!?全然ダメやん!
ボケボケボケボケやん!どうやったらこうなるんだ?
す…すいません。
ふぁ…。(´Д` )
アカン寝てた。仕事の夢見てるわ…。
試練の一升谷、祭りやってる明木エイド、佐々並から坂堂峠へ…
眠くて眠くて朦朧とした状態で前に進む。
チャイチャイチャイチャ〜イ!!
何だこの書類!?
チャイって知ってるか?あのミルクティーみたいなやつ!
違うぞ!俺が今言ってるチャイは 違う違う の意味やでバカタレ!(´Д` )
す…すいません。
だはっ…!アカンまた寝てた。
仕事の夢見てるわ。(´Д` )…。
眠くて眠くてどうにもならなかった。山道もロードも特に走れない登りは半分くらい寝ながら進んだ。自分の顔をビンタしながら進む。どうやっても眠い…。(因みに職場でそんなにいつも怒ってないからね!いつもは温厚な俺だよ!)
243.7キロ地点 夏木原キャンプ場
萩往還道の最終はもうすぐだぜ!でもヘロヘロ…石畳の下り坂をヒーヒー言いながら下る。
足裏の皮膚がズルズルで痛いんだよ!
70キロの選手はいいなぁ~みんな軽快に下りていくわ。
坂の上から軽快に下りてくる足音がまた聞こえたので70キロの選手だと思い道を譲るため後ろを振り返る。黄緑の蛍光ジャンパーに白いキャップのおじさんがスゴイ速さで走ってきた!
あっ!!芹澤会長!!
((((;゚Д゚)))))))
白いキャップには 芹澤 って赤い刺繍がしてありました。
おぉ!カッチョいい!!(≧∇≦)
芹澤会長、説明会で 140キロ完踏してるから僕も250キロ出る権利はもってて出たいんだけど立場上そんな訳にはいかない と仰ってました。
そんな芹澤会長…少しではあるんだろうけどラスト萩往還道ラン!しっかり拝見させて頂きました。(写真を撮り損ねたことを未だに後悔してます)
名物オカリナおじさんがいる245キロ地点。最後なのでおじさんの演奏をガッツリ1曲聴く。 そんなにしっかり聴かれるとなんか恥ずかしいですよ と照れてました。
もう何も残っちゃいない…。とにかく完踏したいという気持ちだけでゴールに向かっている。やめる理由はここまでゴロゴロ転がっていたけど全部踏んづけて進んできたぜ。諦めたら次また辛い事がやってきた時、俺は必ず諦める…。もっともらしい理由をつけて自分を慰め、許すんだ!そんな男にはなりたくない。そんな気持ちが俺をここまで連れてきた。
長い長い萩往還道を抜け最後のロードへ。あと3キロだ。47時間切れるかな?なんて思ったけど全然無理だ! (´Д` )ぼぇ〜
ゴールに向かう最後の坂。この坂には沢山の応援の人達や既にゴールしたランナーがいっぱいいて皆んなが激走を称えてくれるんだ。
ウルトラの神ゼッケンを付けた250キロの選手に対しては特に大きな声援が送られる。
お帰りなさい!ナイスラン!!
すごい!250キロの人だ!
眠気はどこに行ってしまったんだろう?走れなかった俺は何だったんだ? 興奮して身体が熱くなる。
やったぜ!!うぇ~~い!!
250キロ 完踏!!
47時間05分46秒
俺の250キロ…長い旅が終わった…。
ホテルに帰り風呂に入り、ポンペ先生と2人で完踏お疲れ様会!
最後の萩往還…。来年はないんだ…っていつになったら実感して、いつになったら寂しくなるんだろう…。
今はただただ楽しく辛かった思い出と感謝の気持ちでいっぱいですよ。
本当にありがとう。
次回、今年もこの時がやってきた!!
エア柴又 2018
その1
に続くよ!