マラソンバカ一代

静かに暮らしたい…

ばんば闘病記 その3

6月12日(土)

最初に発熱したのが6月3日…。9日経過したが体調は全く良くならない。むしろ悪くなっているんじゃないかと思うくらい。

 

症状が出てから10日くらいを境に治っていく者、容態が悪化する者と分かれるそうだ。なかなか症状が改善しない僕を心配して看護師さんが病院を受診するよう勧めてくれた。

 

受診の結果でそのまま入院かまたこの施設に戻ってくるか決まるらしい。

 

受け入れ先の病院を探すのでその間に荷物を全てまとめてゴミも全て片付けておくようとのこと。超体調の悪い人間がそんなことできるか!

「頑張ってやりますけど、すぐは無理っす…」

「ゆっくりで構いません。難しければお手伝いします」

暫くして病院が決まったと連絡がある。13時半に出発するのですぐ準備してくれとのこと。

「だから!すぐは無理だって!」

フラフラの状態で荷物をまとめる。来る時はすぐに良くなるだろうと思っていて家からカップ麺やお菓子を沢山持ってきた自分が憎い。

「こんなん1口も食えんて!(´Д` )!」

 

衣類の入ったリュックを背負い、それ以外の荷物を入れた手提げを持ち、カップ麺とお菓子のいっぱい入ったビニール袋を持って部屋を出る。荷物が重たくて死にたい。

死にそうな顔でエレベーターを待っていたら看護師さんが迎えにきた。

「ばんばさんですか?大丈夫ですか?」

「ぁ〜大丈夫っす…」

お菓子袋が恥ずい。ポテチビッグバッグがデカすぎて袋からはみ出ている。

お前食えんやんww

んでビッグバッグて!ww

なんでパーティー気分やねんww

って看護師に突っ込まれているんだろう。

 

外にはお迎えのタクシーが来ていた。それに乗って東部医療センターに連れて行かれる。もうどうやってもしんどくて辛い。楽にしてくれるなら入院でも何でもいい…。

 

東部医療センターの救急外来に到着した。運転手にとりあえず荷物を置いておいていいか聞く。構わないとのことだ。

 

よかった…お菓子袋を持ってウロウロせずに済んだ。ポテチビッグバッグを見られなくてよかった。お医者さんにも突っ込まれるところだった。

 

大した診察も無くお医者さんから「大丈夫ですね。入院の必要はありません」と言われる。

 

酸素飽和度の数値も良いため特にCTで肺を見たりする必要もないだろうとのことだった。ただ発症10日後くらいから容態が急変することがあるので何かあったらすぐ施設の看護師に言うようにと言われる。僕の症状は軽症の部類に入るとのことでもう1つ上の中等症1なら入院、中等症2なら酸素投与とかになると説明された。

 

軽症患者ができることはとにかく自分の免疫力で乗り越えるしかないとのこと。シンプルな話だけど結構キツいぜ。

 

貰える薬をとにかく沢山貰って外で待ってくれてたタクシーに戻る。入院なら荷物を引き取って即入院だったが再び施設に戻ることになった。

 

おい!菓子袋のおっさん帰ったぞー!(´Д` )!

ポテチビッグバッグまだ食ってねーぞー!

 

解熱剤としてカロナールを貰っていたがカロナールが無いと高熱で狂い死にするだろうなぁって状態だった。6時間以上あけて服用するルールになっていたがこの頃は効き目が6時間も持たず薬を飲んでいるけど一日中辛かった。4日前は12時間は効き目が持続していたのに!

 

 

 

6月13日(日)

夜中の内に薬で熱を下げたので朝は元気だった。ここに来て3日…汚い話だが初めて風呂に入った。とにかく身体がしんどくて風呂に入るのも無理だったんだ…。湯船があり得ないくらい濁った。

 

結局昨日もほとんど何も食べられなかった。しかし昨日は食べ物を見るのも嫌だったが今日はテレビのグルメ特集も不快ではない。処方された胃薬が効いているのだろう。

 

看護師さんからは「少しずつでも食べないと良くなりませんよ」と言われ

まさか食べることを頑張る時が来るなんて…と愕然とする。

 

食事は時間になるとエレベーター付近の長いテーブルの上に置かれそれを皆が取りに行くシステムだ。いつもしんどいなぁと思いながら取りに行き弁当を手に持った瞬間、その重量感にお腹がいっぱいになりもういらなくなっていた。昨日は遂に取りにも行かなかった。

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この日はメシを食うが目標だった。

 

コロナになるとその症状で味や匂いを感じなくなるなんてよくテレビで言ってて

「うん!コーヒーの味がちゃんとするから大丈夫!コロナにかかってない私!」

なんてやっちゃってるピトいますけど…

かかってわかったんで言わせてもらいますが意味ないです。

むしろ僕は逆でむちゃくちゃ味を感じました。普段より味を敏感に感じている状態がずっと続いていてテレビで言ってることと全然ちゃうやんと思ってました。

これがずっと続いたらおそらく僕は大概のソムリエになれるくらい敏感だったと思う(マジで)

 

で、チャレンジする飯が牛丼…ww

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普通なら喜んで食べるところだけど今の自分にはハードルが高い!食べられそうな部分を箸で探りながら食べる。行儀が悪いがちょっとでも失敗するとダメージが半端なくデカい。

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んで晩飯も同様…。見た目イケると思って口にしたが味が合わなかったりするとそこから一気に食べられなくなる。

 

因みにここの弁当屋さん調べたけどすんごくちゃんとした仕出し弁当屋さんで味もいいんです。

 

ただコロナで味覚が異常に発達し、胃が虚弱過ぎて食えない僕が悪いんです。

 

ただこの日は少し飯が食えた。飯を食うことがこんなにしんどいとは…ww