マラソンバカ一代

静かに暮らしたい…

第30回山口100萩往還マラニック大会 その3

洞春寺前に設けられた荷物置き場でポンぺ先生と荷物を整え、教育会館で行われる説明会に行かなきゃなんだけど雨が全然やまなくて移動したいけど躊躇していた。やむかなぁ~と思わせてザァーと降ってくる。なかなかいじわるな天気だ。

 

小雨になった合間に教育会館に移動した。歩いていると通りの向こうから ヤナ師匠 がやってきた。

 

師匠~!!(°▽°)

おぉ~ばんちゃん!調子はどう?ずいぶん痩せたなぁ~。

この日のために仕上げてきました!頑張ります!

おぉ~いけるで~。俺はアカンかもしれん。

聞くと師匠は仕事中に膝を怪我してしまいウルトラを走るなんてもっての他って状態らしい。それでも最後の萩往還行けるところまで!とここ山口まで乗り込んできた。師匠なら多少の怪我でもすいすい行ってしまいそうだがどうなんだろうか?

じゃあ、ばんちゃんまた後でな!

 

師匠と別れ教育会館に向かった。会場では過去に完踏した先輩ランナーの方々によるマラニックセミナーが開催されていた。

 

 

なになに?

坂道の下りと冷酒は後で効く?

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 なるほどなるほど (゚ω゚)

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マラニックセミナーの後は芹澤会長による説明会が行われた。
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がぁ~それにしても長いぜ!250キロ!!(´Д` )

 

で…もらったチェックシートも長い!!(´Д` )

この1から14にチェックを入れながらゴールを目指すのだ!
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説明会で芹澤会長から語られた

何故萩往還は30回大会で終わるのか?って話

ウルトラマラソンブームになって選手がどんどん増えてきましたよね。で萩往還の250キロって言ったら結構やっぱり完踏したら自慢できるって人数がどんどんどんどん増えていって、だけど(前会長)小野さんの場合はさっき言った通りこの萩往還が仕事の一部になっていたんだけど今やってるスタッフ私も含めて木原も含めてこの萩往還で食べてる人って1人もいないんですよ。みんな本業があるんです。本業があってその合間でこの大会をみんなで頑張ってやってるんですよ。例えば会議でも土曜日や日曜日になるわけですよね。それをみんなは貴重な休みを潰して会議に集まってきてくれる。

 

で、なおかつこの大会自体が何回も250キロも車で回ったりとか色んな所を挨拶したりとかするんだけども、皆さん考えてみて下さい。もうフラフラな状態で選手が走っているとこを191号線とか国道をダンプだなんだかんだがぶっ飛ばすわけですよね。いつ何が起こってもおかしくない大会ですよね。今まで何もなかったって言うかあったんだけど大事にならなかったのが奇跡に等しいくらいの大会で毎年毎年本当に恐ろしいって思ってやってて本当に4日が終わると本当にホッとしたっていう感じ。

 

それは選手だけじゃなくて選手も疲れ切ってんだけど本部のスタッフはほとんど睡眠時間もなくて2日3日4日その前の手伝いも1日からやってる人もいる。で5日の片付けまでみんなゴールデンウイーク返上でやっとるんですよ。それを考えた時に体調を崩して外れてくスタッフも沢山いるんですよね。見てきてね。

 

この大会は素晴らしい大会だけど絶対に私が冷静に見たときに、選手の寿命を縮めていると思うし、冷静に見た時ですよ。選手の寿命を縮めていると思うしスタッフの寿命も絶対に縮めてるなっていう身体に良くない大会だと思ってます。

 

(中略)

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色んな問題が起きるわけですよね。(略)  火消しに回ったりとかですね。色んなことがあったんですよ。それを考えた時にもうそろそろこの大会は限界だなというのずっと思って、だからさっきウルトラマラソンの講師が言ってましたよね。28回でやめるって噂があったってアレ本当です。何回もそうです。一回25回でありました。25回でやめようって話になりました。何か問題が起きた時選手が。だけどやっぱりスタッフの大半の人達が惜しいんじゃないってことで、だったら区切りのいい30回までやろうってことでさっきの海湧食堂のおじちゃんおばちゃんだって高齢なのもうみんな知ってるでしょ。普通の日なんか病気で入退院とか繰り返してるんですよ。あの人っち。それなのにこの大会のために一生懸命体調整えて、一昨年ですね回った時に「あと2回だから手伝って」って言ったら「わかったあと2回だったら頑張ってやってやるよ」 沖田商店のカレーのおばちゃんもそうですよ。「あと2回だったらなんとか私頑張ってあげよ」ってやってくれてるんですよ。そういう形でここまでやってきたんですよやっとこさっとこ。でそれを知ってる人てのは本当一部なんだけど、だからこれを言うとどうなるんかなと思ったけどでももう最後だからいいかなと思って言っちゃうんですけど、本当そんな状態なんですよ。

 

(略) 小野さんだからできた大会だけど本当に恐ろしい面もいっぱい持っててそういうリスクがいっぱいあって、じゃあ何か起こるまでずっとやるの?と思った時にそれはできんなと思ったんですよ。スタッフが倒れる可能性もあるし本当に。それを考えた時に30ちょうど区切りのいいところで30でやめるってのがちょうどいいところかなって思ってみんなで決めてこの30回って形にしたんですよ。

 (芹澤会長の語ったままを文章にしてあります)

 

 

 

説明会が終わりスタート地点の瑠璃光寺に戻る。

送る荷物を預けスタートの時間を待つ。

 

なぁ~雨やまないなぁ~。(´Д` )

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荷物を預けるとやることがないのでスタート地点に並ぶしかない。雨がどれだけ降ってこようがただただ待つ。

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師匠発見!スタートまでお話をしてすごくリラックスできた。川の道の話とか聞かせてもらって楽しい時を過ごす。
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とかなんとかやってたらスタート時間の18時だぜ!

ぐりっと回って帰ってくるぜ!

瑠璃光寺

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えいえいお~!!\ (´Д` )

 

250キロの旅が始まった。

 

 

 

次回、

第30回 山口100萩往還

マラニック大会  その4

に続くよ

 

 

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