マラソンバカ一代

静かに暮らしたい…

僕のこと 初フルマラソンとキャサリンさん

フルマラソンを完走したことのある男 と 完走したことの無い男

どちらが魅力的かというアンケートで98%の女性がフルマラソンを完走した男のほうがセクシーで素敵だと答えたそうです。 嘘ですけど…。

 

そんなことをひとりで思いながら初フルマラソンはどの大会を走ろうかとネットをポチポチしておりました。

 

フルマラソンのエントリーは難しい。

 
抽選の大阪、神戸は落選。先着の奈良、いびがわもエントリーできず走らせてくれなきゃ記録も何もねぇじゃないか!とイライラする日々。やっとのことで福知山マラソンにエントリーをし、マラソン1年生の僕はとりあえずフルマラソンを走る機会を得ることができました。
 
ようやく決まったレース。後は準備をするだけ!でもその準備が結構苦手なんです。だってしんどいもん。
 
フルマラソンでサブ3.5を達成するならこんな練習って雑誌に紹介されています。
 
え~!こんなに走るの?マジめんどくさ~い。サブ4はどうよ。
え~!サブ4もめんどくさ~い!絶対むり~~!
 
ってことで俺流のオリジナル練習でいこうと決めました。その甲斐あって僕は未だに雑誌に書いてあるLSDとかペース走とか言葉は聞いたことあるけどどんな練習か知りません。
 
もちろんテレビで金コーチがありがたい事を言ってても、
ありがたや~ありがたや~
って思うだけで実践しません。仏様に手を合わせるおばあちゃんの心境です。
 
唯一やった方がいいなと思ったのは30キロ走でした。30キロ走だけは2回位はやらねばと。
 
福知山マラソン
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ついにこの日がやってきました。頑張って練習したかと問われると、
う~ん。まぁまぁです。
という程度。月200キロ位走るというフルマラソンチャレンジへの条件みたいなものが世間ではあるらしいが僕の平均走行距離は月80~100キロ。なめてます。
 
3時間半という記録を出すためにはキロ4分58秒ペース。グロスタイム(号砲からゴールまでのタイム)での記録が正式記録なのでスタート直後タイムロスすることを考えるとキロあたりもう数秒速く走る必要がある。まぁ何とかなるだろう。
 
このマラソンの1か月前、僕は三重県で行われた鈴鹿山麓かもしかハーフマラソンに出場していました。
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フルで3時間半を目指すならハーフを1時間38分以内に走りたい。それができればサブ3.5の目標もグッと現実味を帯びてくるかもしれない。
 
結果は1時間37分。泣きながら走ったが、自分でレースをコントロールしている感じがあった。こんな感覚は初めてだった。今までハーフはきついものでしかなかったのに。
 
この経験が自信となり、まぁ大して走ってはないがペースさえ抑えて走れば問題無いでしょう。と思っていました。
 
いよいよスタートの時間。乾いたピストルの音で一斉にスタート。思わず涙が…。
人は心が汚れれば汚れるほど涙もろくなるらしいです。
 
走り出しは順調順調。慌てず騒がずペースを守って走ります。やや速いけどまぁええでしょう。
 
20キロ地点で1時間40分。まだ走れる。実にいいペース。20キロから25キロまでが25分50秒。やや遅いけどOKOK!
 
ところが26、27キロと距離が進むにつれ脚が重くなってきました。
 
実は唯一必要だと感じていた30キロ走、2回チャレンジして2回とも22〜23キロでギブアップしていたのです。これまでエントリーしていた大会はハーフが最長。ハーフの大会にばかりエントリーしていた結果、僕の脳は21キロを過ぎるとラン終了の指令を出すようになっていました。
 
歩いては駄目だ。走り続けろ!
一旦休憩して回復しようぜ!
歩いたら走れなくなるぞ!
先は長いぜ!休憩休憩!
 
30キロの壁といいますが少し早く壁がやってきたようです。
これが練習不足のツケか。でも負けるわけにはいかない。何としてもサブ3.5を達成するんだ!一発で達成してこそ男だ!
 
 
はたして初フルマラソンはどうなるか?目標達成なるか?キャサリンさんって誰?
次回へ続く。