マラソンバカ一代

静かに暮らしたい…

第29回 山口100萩往還マラニック大会 その7

CP2 山口市福祉センターまでの 49.6キロを5時間半

エイド 玉江駅までの34.4キロを 5時間半~6時間

 

で走るのが当初のばんばプランだった。次のエイドである玉江駅は140キロの60%にあたる84キロ地点。ばんば理論では制限時間の半分以内で60%の距離を通過できれば完走の可能性が高くなる。

何度も引っ張りあったゼッケン603番の青年と再び出会う。彼もだいぶ疲労しているようだ。

 

4日 5時15分 玉江駅到着!!

スタートから11時間15分で玉江駅に到着した。目標としていた11時間より少し遅れてしまったが完踏ラインの12時間以内に到着できたので一安心。駅の中にこじんまり補給食と飲み物が用意してあった。140キロのコースの反対側から250キロの選手が走って…というか歩いてやってくる。ここ玉江駅からは250キロの選手と同じコースを進みゴールを目指す。

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駅の中には250キロの選手が数名いたが皆ベンチに座り眠っていた。当たり前だけど疲労度が140キロの選手とは全然違う!これから出会う250キロの選手の姿は来年の自分の姿なんだ!しっかりと目に焼き付けておこう!

 

地図を見ながらコースを進むの大丈夫なの!?って思ってる人もいるかもなんで一応載せておきます。ところどころにこんな感じで白線が引いてあってこっちだよ!って教えてくれます。でも夜はわかりにくいし迷う箇所もあるんで注意は必要です。

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朝になりテンションが上がる。菊ヶ浜ってところを走っていくんだけど最高に気持ちがよかった。日本海だぜ!最高!とりあえず叫んでおくか!

拉致ってんじゃね~ぞ!!

ミサイル撃って

くんじゃね~ぞ!!(´Д` )

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そんなことしてたらあっと言う間に…

87キロ地点 CP3浜崎緑地公園

に到着

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チェックを済ませトイレに行く。小便をしながら隣のランナーに話しかける。

次はカレーですね!ヽ(*´∀`)

カレー食べれます?僕無理かも。

マジっすか!僕はめっちゃ楽しみです。(≧∇≦)

なんか250出てる仲間にカレー食わなきゃ男じゃないって言われました。大盛り食って男、普通盛りなら小男ですって。なんじゃそれ!

よし!僕は大盛りいきます!!じゃあ!

 

次のCP4虎ヶ崎では萩往還名物のカレーが振る舞われる。これをムチャクチャ楽しみにしてたんだ!虎ヶ崎に向かって走る89キロから93キロまでの約4キロは向かっていく選手と帰ってくる選手が道路を挟んですれ違う区間になります。

 

250キロに参戦している さとりん姉さん 嵐先輩 と出会い一緒にカレーを食べるのを密かに目標にしていたけど俺のこのペースでは追いつけないだろうなぁ~と思っていました。でもこのすれ違い区間で2人を見つけることができるかなぁ~なんて期待をしていました。嵐先輩はフグの被り物をしてるから見つけやすいぜ!多分余裕でぶっ飛ばしてくるぜ!さとりん姉さんは少し遅れてくるだろな。マイペースで安定した走りなんだろな。めっちゃ笑顔で来るんだろな。

 

すれ違いイメージ  ↓

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そんなこととカレーのことを考えながら走っているとどこかで見た後姿。コースからちょっとそれた所でストレッチをする女性。それを見ながら通過…通過してからもその女性を見ながら走る。

あれ!?姉さん!?

近寄って声をかける。

姉さん!?( ゚д゚)

あっ!ばんちゃ~ん!!

ばんちゃん速いーー!!

姉さんはだいぶ疲れているように見えたがまだまだ元気だ。どんな時でも笑顔で笑っている姉さんすげぇぜ!

ばんちゃん嵐ちゃんリタイアしちゃったよ…。

えーーー!!マジっすか!!

脚を痛めたみたい。だいぶ辛そうだったよ…。

先輩……。

先輩もこの辺りまで来たみたいだ。でも進めないと判断したんだ…辛かっただろうな。涙が出そうになるのをグッとこらえる。先輩の萩にかける想いを知ってるだけに辛い知らせだった。よし!先輩の分も頑張ろう!先に行ってカレー食べといでと言う姉さんとお別れして先に進む。

 

虎ヶ崎の手前で虹が見れた。もやもやしていた気分が少し晴れやかになった。

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次回、

第29回山口100萩往還

マラニック大会  その8

に続く

 

 

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第29回 山口100萩往還マラニック大会 その6

往還道にやってきた。なんじゃコレ?(´Д` )

板堂峠までこんな感じで ずごーーん! と上ります。時刻は0時過ぎ、街灯も無い暗闇の中を進みます。選手もばらけているので1人になることもあります。1人になると猛烈に不安になるね。(ちょっと楽しいけど…)

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昼間、選手の荷物置き場になってる洞春寺で準備していたら横にいた数名の選手がこんな会話をしているのを聞いた…。

 

エイドって10キロ毎くらいにありますよね?

いやわからないけどあるんじゃないかな。

まぁ自販機とかコンビニとかあるでしょ。

 

知らない人達だったけど我慢できず会話に割り込んでしまった…。(´Д` )

 

いや!CP2から玉江駅辺りまでエイドないですよ。30キロは何にもないかもですよ!( ゚д゚)

えっ…(・Д・)(・Д・)(・Д・)??

 

なんか変な空気になってしまった…。(´Д` )ぼぇ~

ももらった地図と大会案内の情報はそんな感じだった。

 

でも私設エイドとかありますよね?(・Д・)

……(´Д` )私設はわかりまへん…。

 

その話をしてた方はすごく軽装だった。CPに荷物を預けるのかもしれないが…。装備って難しいですね。俺はまだまだ不慣れなんで不要な物まで担いで走ってる。往還道を抜けるこの暗闇の30キロが不安で色んな物を持って走っております。ここから先約30キロはエイドもコンビニも無いぜ!(多分)

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最高地点545mの板堂峠まで上ったら今度は下り。

佐々並エイド は復路しか無いって大会案内には書いてありましたがやってるじゃねぇか!

((((;゚Д゚)))))))やった!やったで!

走ってたら明るい場所が見えてきてすんごく嬉しかった!休める!(≧∇≦)

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コーラをもらって休む。1人元気の無い女性がいたので気になって様子を見てました。どうやらチェックシートを途中で落としたみたい。

チェックシートが無い = 完踏は認められない

チェックシートは選手にとって超大切な物です。親切な方が拾ってくれて持って走ってきてくれてるらしいがなかなか来なくて落ち着かない様子です。お気持ちわかります。でも拾ってくれて良かったですね。

 

64.7キロ地点の 佐々並エイド! 復路のみのエイド予定が往路でもあった。しかもこの充実ぶり!!これには本当に助かった!!

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佐々並エイドの先に私設エイドもありました。温かいお茶を頂き元気になりました。テーブルの上のビールの空き缶にたまたま目がいったのをエイドの方が気付かれて

あっ!!すいません!!

飲んでて!!(;´Д`A

いやいやいいんです!いいんです!

飲んでくれたらいいです!

僕も終わったら死ぬほど飲みますから!(´Д` )

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佐々並から再び上り明木まで一気に下る。

 

74.6キロ地点の明木エイドに到着!

ここも復路のみのエイドと知らされていたけど往路でもあけていてくれた。本当に助かった!ここの到着は3時57分。スタートから約10時間が経過していた。

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明木エイドを出発したら かせが坂 に向かいます。前方を男女4人組が キャッキャ 言いながら楽しそうに走っています。いいね楽しんでて!俺も楽しみながら走りたいけど何だかそんな気分になれずその集団を抜きその前にいた男性に付いていった。

男性と一緒に暗闇の中を走る。黙っていてもつまらないので声をかける。

 

今回初めてですか?

いや3回目です。

まだ完踏したことないです。

本当ですか?厳しいんですね~この大会。僕は初めて参加しました。

でも最高に楽しいですね!

 

山口入りしてから140キロを完踏した選手に一度も出会ってない。相当厳しいんだなぁ~。とマジでビビッていたけどよくよく考えてみたら完踏した人なら250キロにエントリーするよな大概! っとこの時走りながら気付いた。ちょっと気が楽になった。

 

夜明け前俺は萩市に突入しようとしていた。

 

 

次回、

第29回 山口100萩往還

マラニック大会  その7

に続く

 

 

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第29回 山口100萩往還マラニック大会 その5

29.3キロ地点 

CP1 英雲荘 に到着!

 

ここで初めてのチェックをする。ここの目標タイムはキロ6分30秒で走り21時10分到着だった。時刻は21時14分!結構いいじゃねぇか!!ってか目標タイムちょっと速すぎたかな?

 

エイドだ!エイドだ!マジで嬉しい!!(≧∀≦)

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コーラとあんぱん、チョコぱんを頂く。めっちゃ旨い!

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あっ、萩往還は普通のマラソン大会と違ってマイコップ持参しないと給水できません。因みに俺のは欲張りサイズでデカいので1回で沢山飲めるぜ!

 

エイドで力を付けて再び走り始める。CP1の英雲荘が折り返しになっているため来た道を戻る。後続のランナーとすれ違いにエールを交し合い進む。

 

先ほど立ち寄った たそがれ庵 (37.1キロ地点)に到着!うどんとおにぎりを頂く。水を購入しソフトフラスクに補充。49.6キロ地点の CP2 山口市福祉センターを目指す。

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40キロを過ぎちょっと脚がはってきてる感じがした。まだ全然問題ないけど筋肉がパーンとしてる感じ。ちょっと辛いね。この辺りになると集団もだいぶバラけて3~4人で走っていました。

 

その集団にすごく走りの安定した青年がいた。ペースも速過ぎず遅過ぎず一定。走り方の癖もなく軽やか!CP2までこの青年についていこうと誓う。

 

説明会で誰かに引っ張ってもらいたい時は一声かけましょうと言われましたがタイミングを逃してしまい勝手にストーカーラン!

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ゼッケン603番の青年!マジでありがとよ!

 

青年に引っ張ってもらい…

49.6キロ地点 

CP2  山口市福祉センター 

に到着!

 

チェックと記帳を済ましすぐさまゼッケン603番の青年のもとに…

すいません!すごくいい走りだったんでついていってしまいました。ごめんなさい!走りにくかったですよね!(´Д` )

いやいやありがとうございます!こちらこそおかげでモチベーションが上がりました!(´∀`)

すんげぇ爽やかでいい人やん!!

 

ここの到着理想タイムは23時40分だった。実際は23時44分!すごくいい感じだ!CP1からCP2のペースはキロ7分で考えていた。

(因みに信号で止まるのと休憩する時間を含めてのペースです)

 

福祉センター中にあるエイドに寄る。装備を整えていたら ポンぺ先生 がやってきた。

あれ?しぇんしぇ~~!何で俺より後ろなんです!?(´Д` )

ばんさん速いよー!先に行っちゃってたよ!

えーー!!マジですか!?(・Д・)

 

装備を整え補給をする。ポンぺ先生は軽く補給だけして行ってしまった!

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福祉センターの2Fに更衣室があった。俺は張った脚をケアするため2Fに上がった。

そう!ここでバンテリンを塗るのだ!!(≧∀≦)

一番張った太ももにはさなさん側を表にしてぬりぬり!おぉ!いいぞ!回復するで~~!!

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かわいそうだからのりのり側を表にして塗っておくかな。お前さんはおケツだ!うぇい!(´Д` )

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バンテリンをぬりぬりして下ろしていたタイツを上げランパンを履く。視線を感じたのでその方に目をやると横にいたランナーがテーブルの上に置いた俺のバンテリンを見ていた。

違うんだ!これは違うんだ!!(ノД`)ちがうんだぁ〜!

そのランナーからはさなさん側が見えていたと思う。どう思ったんだろう?

このおっさん彼女(もしくは嫁さん)の写真貼っちゃってるよ!うけるーー!!

って絶対思ってるよね!のりのり側だったらどうなってたんだろ?想像するだけで怖い!(ノД`)

 

トイレを済ましたりしてなんだかんだでこのチェックポイントを出発したのが0時13分で滞在時間29分!ゴール後の打ち上げでポンぺ先生にエイドが長いと指摘されましたが振り返ると本当に長いですね。だってエイド好きなんだもん!タイムも全然気にしてないし!

 

チェックポイントを出るといよいよ往還道です。これを越え、戻ってきて疲れ切った脚で再び越えるのが140キロの一番楽しいところです。(´Д` )

 

CP2を出ると往還道まで緩やかに上ります。歩き始める人も出てきました。俺も往還道で坂のキツいところは歩くつもりだけどそれ以外は走るつもりだぜ!緩やかな坂を走っていると後ろに気配を感じた。

あっ!さっきの603番の青年だ!( ゚д゚)

引っ張ってもらった手前ここで歩くわけにはいかない。今度は俺が引っ張るんだ!!

まあそれもええね!(´Д` )ぼぇ〜

青年とともに往還道まで坂を走っていく…。

 

来たぜ!!往還道!!

これか!?選手泣かせの

石畳!!(´Д` )

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次回、

第29回 山口100萩往還

マラニック大会  その6

に続く!

 

 

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第29回 山口100萩往還マラニック大会 その4

うどんを食べて俺は第2チェックポイント49.6キロ地点の山口市福祉センターへ向かった。香山公園から1キロちょっとここに荷物を預けておく。

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萩往還ってこういうことね。↓

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福祉センターから説明会が開かれる山口県教育会館へ。

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できの悪い子は一番前の席に座るのがお約束。

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熱い説明会が始まった。

地図は必ず持つこと、信号を守れ、車道は走るな、チェックポイントでチェックを忘れるな、立ちションするな、夜間女性を1人にするな…。

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色んな説明がありましたよ。で、説明会が終わるともらえるのがチェックシート、これがめっちゃ大事!全てのチェックポイントでシートにチェックを入れないとゴールしても完踏は認められない。過去ゴール後チェック漏れで失格になった選手がキレて暴れたとか…。(´Д` )怒っちゃや~よ

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食券でうどんとカレーが食えます。

説明会会場からトボトボ歩きスタート地点へ。105.1キロ地点の陶芸の村公園に送る荷物を預ける。

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スタートまで少し時間があるけど特にすることも無いのでスタート地点に行くと早くも皆さん並んでいた。

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萩往還マラニックはウェーブスタートだ。2分おきくらいに数十名ずつスタートする。ゴールまでのタイムはスタートしてからゴールまでのネットタイムで計測してくれるが関門の制限時間はネットタイムで計測せず決められた時刻で閉鎖するためできれば早くスタートしたほうがいい。

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俺は第4グループでのスタートだった。第1グループから6分遅れてのスタートだ。スタート前に皆で えいえいおー と拳を上げてスタート!

 

始まったぜ!!140キロの旅!!いくぜ!!ψ(`∇´)ψ

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香山公園を出発し南へ、JR山口駅前を通過します。しばらく走ると峨山道トレイルランでご一緒し大坂の陣にも駆けつけて下さった ポンぺ先生 に会う。

ポンぺしぇんしぇ~~!

速いっす!(´Д` )

お~!ばんさん!∑(゚Д゚)

スタート後3キロ位はペース確認のためにガーミンを起動させていた。キロ6分半位が序盤の理想ペースだったけどちょっと速いかもしれない。

新鰐石橋を渡り西へ、川沿いの道を走り7キロ地点にある最初の折り返し矢原河川公園を目指す。

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折り返してくるランナーとすれ違いながら俺も折り返し順調順調!

先を行くポンぺ先生を抜いたり抜かれたりしながらいいペースで進んでいく。やや速い気もするがこれでいい気もしていた。

 

まず目指すは最初のチェックポイントのある CP1 英雲荘 29.3キロ地点 だ。

10キロおきにはエイドが無くても休みてぇ~なぁ~と思っていたけど周りの人たち全然休まないし歩かないね。まぁ序盤だからなのかもだけどこの感じで大丈夫なの!?みんな休もうぜ!!

 

気付いたら日が落ちて辺りも暗くなってきた。ヘッドライトを点灯し先を行く。俺は8人くらいの集団にいたが先頭をみたらポンぺ先生だったので写真を撮る。(先生隠れて写ってないけど…)

ポンぺ先生が引っ張ってくれてるぜ~!!うぇい!!

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往路21.5キロ地点、復路では37.1キロ地点にあたる たそがれ庵 に到着!

ここでは食券でうどんが食べられるのだがまだお腹がすいてないので帰りに食べることにする。自販機でサイダーを買って椅子に座る。あ~しんど!やっと休めるぜ!(;´Д`A

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たそがれ庵の横の小道を上っていく。

暗い怖い楽しい!!最高!!(≧∀≦)

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暫く走って地図が無いことに気が付く。やってしまった!どっかで落としたぜ!仕方なく来た道を引き返す。地図はたそがれ庵の自販機の前に落ちていた。

(´Д` )ぼぇ〜

 

25キロを過ぎ地下道を通過。まだまだ元気!周りのランナーももちろん元気だ。

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あとちょっとで最初のチェックポイントやで!

 

次回、

第29回 山口100萩往還

マラニック大会  その5

に続く

 

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第29回 山口100萩往還マラニック大会 その3

5月3日 大会当日

 

9連休なんて喜んでいる人もいるけど俺の連休は割と普通の5連休。

そんな連休初日山口県に向かうため名古屋駅にやってきました。ゴールデンウィークに新幹線で移動するなんて初めてかもしれない。

 

名古屋駅に到着!すんごい人!帰省とか旅行とかいろいろあるんでしょうな。待合室も溢れかえってました。

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ホームの写真撮り忘れたけどホームもすごい人だった。

 

ホームで新幹線を待っていると肩をポンと叩かれた。

あっ!えりんこさん!∑(゚Д゚)

大坂の陣の朝にも応援に駆けつけてくれた えりんこさん がお出迎えにきてくれた。持ってってと差し入れを貰う。なんか貰ってばかりでかたじけない。それにしてもよくこの人ごみの中俺を見つけられたね。すごいぜ!

すぐに新幹線が来てしまったため話す時間もほとんどなく出発。朝から美女のお出迎え!こいつは朝からいい感じだぜ!

ありがとーー!!(≧∀≦)

(バタバタしてて差し入れの写真撮り忘れちゃった…)

 

 

何日か前にこんなメールがきたんだ。

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神戸の美人ランナー さなさん が突然メールをくれた。

俺、いきなりメールもらうと愛の告白と勘違いして勝手に焦るからね。(゚o゚;;

聞くと愛の告白では無く渡したいものがあるとのこと。(´Д` )

で、新大阪に新幹線が停車する僅かな時間さなさんとお会いすることになったのです。

 

おお!さなさ~ん!

ばんちゃ~ん!頑張ってね~!

なんか私が緊張してきた~。

なんでさなさんが緊張するん!

これ、さなの安心パック!持ってって!

安心パック!?(笑)

これさえあれば安心だから!

荷物になってゴメンだけど!

ありがと~!安心できるわ!

 

車内に戻り早速安心パックの中身を見る。お守り、ジェル、はちみつ梅、バンテリンが入ってた。脚が痛くなったらバンテリンをぬりぬりしろとの事。

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バンテリンを箱から出すと

さなさんの写真付き(笑)

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裏には水道屋のおっさん のりのり の写真(笑)

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アホ過ぎて笑いが止まらない。何やってんだ!

さなさんありがとう!バンテリンぬりぬりするよ!絶対!(≧∀≦)

 

2時間40分くらいで新山口に到着!そのままJR山口線に乗り換える。

おおっ!SLだ!!すげぇ!

やえもーーん!!

やえもーーん!!

と1人叫ぶ。

(トーマスじゃないよ。男はやえもんですよ。)

すると…

ポーーーーーッ!!

と答えてくれた。

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やえもんは言ってた。俺も頑張って走るからお前も頑張って140キロ走れよと。ありがとう!俺、頑張っから!

 

山口駅に到着。会場の香山公園までバスが出ているらしいのだが乗り場が全然わからずタクシーで行くことにする。タクシー乗り場で並んでいたら前の男性が 一緒に乗っていきませんか と声を掛けてくれたのでご一緒することにする。2人でタクシーに乗ろうとすると女性がひょこひょこと走ってきて 私も乗せてーー! と言うので3人相乗りで行く。

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タクシーの中で自己紹介。2人とも昨年140キロに挑戦し完踏できず今年再チャレンジとの事。完踏率が6割に満たないこの大会の厳しさを聞かされちょっとビビる。大丈夫だろうか?この3人の中で完踏できるのは確率的に1人…多くて2人…。ざわざわする。

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(タクシーご一緒したおふたりを後ろからパシャリ!ありがとうございます!)

 

早速、選手受付を済ます。

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スタートまでにやることは受付、着替えと準備、荷物を預ける、説明会に参加、あとうどんを食べる!昼前に到着したけど結構やること一杯!

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受付で渡されたチカチカライトと名札をザックにつける。これを前後に付けて走らなければいけないらしい。うどん券デカいぜ!

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うどんはデカくなくて普通サイズ。うどんもデカくていいのに…。(´Д` )

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香山公園についにきたぜ!これが国宝瑠璃光寺五重塔だ!萩ランナーのブログなんかで散々見たやつだぜ!写真では伝わらないけど生で見ると本当にいいですよ。

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綺麗だ…本当に綺麗だ…。

あと6時間したらここをスタートして長い旅の始まりだな。俺みたいなもんが参加しちゃって大丈夫なんだろか?そんな事も思うんだけどそれ以上にワクワクが半端ない。もうワクワクが溢れておかしくなりそうだ。

 

次回、

第29回 山口100萩往還

マラニック大会  その4

に続く

 

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第29回 山口100萩往還マラニック大会 その2

第29回 山口100萩往還

マラニック大会

2017年5月2日~4日

 

大会情報

エントリー期間  2016年8月1日~(郵便払込先着順)

エントリー難度  ☆☆☆☆☆(初日で終了)

参加料 

38000円(250km)、20000円(140km)

10000円(70km)、5000円(35km)

種目  250km、140km、70km、35km

制限時間

48時間(250km)、24時間(140km)

12時間m(70km)、35km(10時間30分)

スタート時間  

5月2日 18時~(250km)、5月3日 18時~(140km)

5月4日 6時~(70km、35km)

参加賞

バッグ、アームカバー、ポンチョ、サプリ

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駐車場 有(山口図書館、山口県庁)

コース

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ばんば理論 (あくまで一個人の考え)

その1.走りたい距離の70%

俺の中ではウルトラマラソンって言ったら100キロなんだけど実際はそれだけじゃない。ウルトラの大会には70キロとかの距離のカテゴリーもあって 距離が中途半端だなぁ〜何であるんだろ ってずっと不思議に思っていました。昨年飛騨高山ウルトラを走った後、フルマラソン完走して初めてウルトラに挑戦する人は本当は70キロ位から段階を踏んでやるのがいいんだと身をもって知りました。(走った後なんで遅いけど…)

 

で、その経験から生まれたばんば理論その1がコレです。(・Д・)ノ

 

走りたい距離の70%の距離をそれなりに走れれば走りたい距離のレースは多分完走できる。 (あくまでたぶん…)

 

例えばフルマラソンを完走できる走力のある方なら70キロ程度のウルトラは多分完走できる。70キロを完走できる走力なら100キロは多分完走できる。そう考えるとフルマラソン完走の為に30キロ走をやるのも何となくわかります。

 

で、今回俺がエントリーした萩往還は140キロ。140の70%は98…ばんば理論的には100キロ走れれば萩の140キロ多分イケるはずだ!(´Д` )

 

その2.制限時間の半分までに距離の60%を走ること

飛騨高山ウルトラマラソンでコース解説をしてくれた丸山さんの考えと同じような感じですが、走る距離全体の60%を制限時間の半分以内で走ることができれば完走の可能性がすごく高くなる ということ。

 

例えば制限時間14時間の飛騨高山ウルトラマラソンであれば7時間以内に60キロ地点を通過できれば多少撃沈しても多分完走できると思う。萩往還140キロは制限時間24時間…ばんば理論的には12時間以内に84キロ地点を通過できればほぼ確実に完踏できるはずだ!きっと多分おそらく絶対!(´Д` )

 

140キロ何とかなりそう。制限時間も頑張ればいけそう。来年で大会が終わっちゃうから今回140キロ完踏しないと250キロに挑戦することもできない = 今回絶対エントリーしないといけない。

ってことで男ばんば萩往還140キロチャレンジとなったのであります。うぇい!

 

24時間以内に140キロ走ることを考える

萩往還マラニック140キロのコースはこんな感じ…

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香山公園をスタートし南へ、防府市に向かいます。防府の英雲荘を折り返し北へ、往還道を越え萩市へ、笠山をぐるっと周って再び往還道を越えて山口に戻ってくるコースです。

 

ばんば理論その2に照らし合わせて140キロのペースを考える。

まず俺は必ず帰りの往還道で撃沈して全然走れなくなるだろうから24時間で完踏するプランではギリギリ過ぎて危険だ。1~2時間はゆとりが欲しい。そうなると22時間~23時間で完踏するレースプランでないとマズい。

140キロの60%の距離にあたる84キロ地点は都合よくエイドになってる。この84キロ地点を11時間から11時間半で通過できないと完踏は難しいかもしれない。

84キロ地点は11時間で、そして前半84キロと後半56キロをさらに2つに分ける。CP2のある49.6キロ地点、帰りの往還道の前にあるエイド旧村田蒲鉾店109キロをポイントにして4分割する。

 

CP2 山口市福祉センター  49.6キロ   5時間半

エイド 玉江駅  84キロ(34.4km)   5時間半~6時間

エイド  旧村田蒲鉾店  109キロ(25km)   4時間半~5時間

ゴール  香山公園  140キロ(31km)   6時間~6時間半

 

コースマップは冊子で送られてくるのだが冊子では見づらいためカラーコピーしてそれに案内や距離を書いたものを貼り付ける。

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本当に大丈夫だろうか?

ってそんな心配してても仕方ない。走ってみなきゃわからない。走ってみなきゃできるはずも無い。やった時ができる時なんだ。

でも心配…。(;´Д`A

 

次回、

第29回山口100萩往還

マラニック大会  その3

に続く

 

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第29回 山口100萩往還マラニック大会 その1

ウルトラマラソンのランナー100人に聞きました。

答えは3つ!

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本日の第29回山口100萩往還マラニック大会、

男ばんばの走りはどうだったと思いますか?

 

 

行きの新幹線で寝過ごして

スタートに間に合わず失格!!

 

ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある!!

テーレーレーレーレー♫

 

ブーーー!!!

 

美女に囲まれながら

いやらしい顔でゴール!!

 

ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある!!

テーレーレーレーレー♫

 

ブーーー!!!

 

ハズれてますが悪くは無いですよ。

1つ当てておきましょう!

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本当はえっ…

エントリーすらしてない!!

 

ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある〜ある!!

テーレーレーレーレー♫

 

ブーーー!!!

 

 

正解(結果)

撃沈しながら無事完踏しました!

(21時間21分)

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たくさんの応援ありがとうございます。

メール、電話、伝書鳩、色んな応援をありがとう!

応援に駆けつけてくださった美女!

ありがとよ!ヽ(*´∀`)

皆さんの応援が本当に力になりました。

お返事は後で絶対しますね。

ちょっと待ってて下さいね。

久しぶりのビール飲ませて!

 

スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、沿道にいた応援の皆さん、参加したランナーの皆さん、本当に力もらいました!ありがとうございます!

 

あっ!あと来年250キロ挑戦します!

(多分…。今日250キロランナー見て超ビビってます)

 

 

何??残り2つの答えは何かって!?

 

それは次回からのお楽しみで…。

 

 

次回、

第29回山口100萩往還

マラニック大会  その2

お楽しみに!

 

 

 

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